"Alexander Graham Bell Answers the Call"
メアリー・アン・フレイザー 作
By Mary Ann Fraser
電話を発明したことで有名な、
グラハム・ベルの伝記絵本は
いかがでしょう。
幼い頃から好奇心いっぱいのベルは、
いろんな音に耳をすましていたそうです。
小麦がのびる音を聴こうとしたり、
ハチがとぶ音を真似て
みんなを笑わすこともあったとか。
そして、なによりベル少年は、
耳の不自由なお母さんのために、
言葉をつたえる方法を見つけたいと
思っていたのです。
「だれかのために」というのが
グラハム・ベルの発明の原動力だった
のですね。
子ども時代から、
いよいよ電話を発明するまでのエピソードが
親しみやすい絵と写真で
わかりやすく描かれています。
時代背景や耳の仕組みなど、
そのつどくわしい説明もそえられていて、
読み応えがありますよ。
(わたしも翻訳しながら勉強しました *^-^*)
*
携帯電話やスマートフォンしか
知らない子どもたちに、
電話のはじまりの物語を
楽しんでもらえたらうれしいです。
(2017年 廣済堂あかつき)